22×24㎝方形・几帳面・桟蓋造
五段重ね
高さ 34,5㎝
江戸時代中期

全面に梨地が撒かれ
団扇に抜かれた窓に様々な吉祥模様が蒔絵されます。

沃懸地あり切箔ありと
これ以上ない贅を極めた極上の逸品。

どうぞ、部分画像でお楽しみください。

几帳面(大きな面と面の境目の角の小さな面部分)にまで
緻密な蒔絵模様が施されています。

これほどの重箱を現代作らせたら
一体いくらかかるでしょう。

中は朱漆。

下にいくほど深くなる器形は古いスタイルです。

全ての段の内側は修復の跡があり
また
全ての段の角は傷んだり、傷みを修復してあります。
几帳面の極細蒔絵まで復元した
素晴らしい修復です。

内側の朱漆は使用による擦れ、経年による傷みがございます。

共箱付(傷みあり)

《お買い上げありがとうございます》

よく見ると、鳥の羽根や木々は金の上に金で仔細模様が蒔絵されています。土波や雲には切箔が。

竹垣の竹を描いた線のなんと細いこと!

藤の小さな花弁の見事な描写! 三つ重ね一番下の団扇のように、金粉を一面に撒いく技法を沃懸地といいます。

几帳面蒔絵部分

几帳面蒔絵修復部分

つがいの鳳凰。尾部分の蒔絵にご注目ください。下の鳳凰の尾は金銀とピンクゴールドの三色。超絶な蒔絵技術です

内側の修復跡。ごくごく細く漆が溝に補筆されています

二段目の角の傷み

三段目の角のキズ

四段目、角の修理跡

五段目、角の修理跡

内側

外箱。一番古い重箱の箱は、被せ式です。左を右に被せます。右の下にある隙間は、替え蓋を入れるスペースですが、本品の替え蓋ほ失われています。虫食いに拠る損傷にメンディングテープが貼ってあります。

被せ箱の内側。損傷をメンディングテープで貼ってあります。