径 6,6㎝
高さ 約7㎝

中村宗哲
千家十職の塗師。
初代は元和3年(1617)~元禄8年(1695)
現代まで続く塗師の家系。

この作品は共箱でないため
何代目の宗哲さんか断定できません。

ですが
きっちりと塗られた黒漆の底の
針で彫られた銘
「哲」
により
宗哲作品であることは間違いありません。

超絶な技術で
長く垂れる柳の枝葉が金で蒔絵されています。
人間技とは思えない細密な仕事。

金蒔絵は
漆で線を描いた後、
金粉を撒いて模様を表します。

漆は粘り気が強いのに
どうやってこんな極細の線を描くのでしょう。

宗哲さんは塗師ですので
宗哲の塗った棗に
蒔絵師が蒔絵をすることもあるそうです。
よほど凄腕の職人です。

琳派風にシンプルなラインの柳の幹は
金の上に更に
明るい金の粒が施され
より装飾的。
素晴らしいセンスです。

超絶技巧を
拡大画像でご覧くださいませ。

蓋の合わせが気持ちきついです。

《お買い上げありがとうございます》

親指の爪の付け根の上部、針書「哲」銘。縦約4㎜×横約3㎜

内黒漆

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