明治~昭和初期
縦24,5 ×横21cm 高さ4cm

少し甲盛りの形が美しい
質の良い黒漆の硯箱
金をふんだんに使った蒔絵で描かれた
繊細な桜の枝越しに見える
霞のかかった満月
西行さんの歌のようです。
金で蒔絵された花びらの中に
極々細く蒔絵された蕊が見事です。

ソメイヨシノが普及する以前の
本来の桜は
花と葉が一緒に現れるんです。

蓋の中ほどが膨らんだ《甲盛り》の形は
作るのに、技術と手間がかかります
鎌倉以前の古い蓋物は
甲盛りが多いんです。

蓋を開けると
一面に細かな梨地
硯の縁にまで金彩が施された
エレガントな意匠
蓋裏と
銅製の水滴の模様は
家紋でしょう。
模様としてお楽しみください
贅沢な造りです。

蓋と下の箱の縁に僅かにキズがございます。
弊店のカメラには接写の限界がありますため
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外箱なし

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