本紙 119,6 ×29㎝
軸装 186 ×39,4㎝
紙本

宙宝宗宇
(ちゅうほうそうう)
宝暦9年(1759)~天保9年(1838)
大徳寺418世
号/松月

軽々白羽過蘆花
是鶴耶鷗耶鷺耶
楮國乾坤象王背
普賢世界布銀砂

澤庵和尚白紙賛 松月宙寶叟

軽やかな白い羽が蘆の花の間を落ちていく
鶴の羽根か、鷗の羽根か、鷺の羽根か
紙の世界(書いたもの)は、普賢菩薩に背する
普賢菩薩の世界はすっかり真っ白である

これは私の見解ですので、
間違っているかもしれません。

白紙賛は、
画があることを想定して、
賛を書いた作品です。

澤庵さんは、
《何も描いていない》
ことが描かれた作品として
この賛を書かれたのだと私は考えます。

何も描かれていないことが
普賢菩薩の教えである、
と解釈しました。

澤庵さんは大徳寺153世、
あの「沢庵漬け」を考案したと伝えられています。
安土桃山時代から江戸前期の方です。
権威を嫌い、
紫衣事件で京都から出羽国に流罪になった時には
流罪先の藩主や、
将軍家光も帰依するほど
禅を極めた方だったそうです。

宙宝さんは、およそ200年を経た師である
澤庵の白紙賛に深く共感していたのでしょう。

少し折れがありますが、
おおむね綺麗な状態です。

軸装向かって左側に、僅かな表具紙の傷みと
軸装上部にぼんやりシミ
本紙下部、軸装が部にがヨゴレありますが、
鑑賞に差し支えありません。

時代箱付

¥85,000
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軸装傷み部分

軸装上部

本紙下部のヨゴレ

軸装下部ヨゴレ

軸先

巻き留