径 約12,2㎝
高さ 約16㎝(蓋のツマミを含む)

大田垣蓮月
寛政3(1791)~明治8(1875)

生まれてすぐに、
京都知恩院門跡勤士の養女になり
同家の養子と結婚→死別。
次に同家の養子となった人と結婚→死別。

その後仏門に入ったのだそうです。
その時32歳。

想像を絶する人生です。
実父は伊賀上野國の城代家老ともいわれています。

養父の死後、
岡崎に移り住み、
陶芸で生計を立てたのだそうです。

多作な方で、
蓮月さんが詠んだ歌を蓮月さんが書いた掛け軸や短冊も
たくさん残されています。

名家に生まれ、
家の事情で養女に出され、
結婚した夫と短い間に二度死に別れ、
生んだ子供も幼くして亡くなっています。
若くして仏門に入ることを決め
自分の力で生き抜いた蓮月さん。
晩年は、慈善活動に力を注いだそうです。
若い時代の冨岡鉄斎を教育したことでも知られています。

私には想像もできない過酷な人生。
現代とは違い「個」よりも「家」が尊ばれた時代。

その運命を受け入れ、
逞しく生きた精神の強さが、
細くしなやかで
迷いも擦れもない筆に現れているように感じます。

多作な方ですが
水指は珍しいです。

日ハくれぬ(日は暮れぬ)
やとかせ 山の(宿貸せ 山の)
時鳥(ホトトギス)
あ須ハ(明日は)
ミやこへ(都へ)
つれていなまし(連れていなまし)
蓮月

合わせ箱付(蓋が反っています)

¥55,000(消費税・送料別)
◇お問合せフォーム◇

内側

蓋裏