径 約11,3㎝
一番厚い部分の高さ 約3,6㎝

久米寺は、
現在の奈良県橿原市のお寺ですが、
私は詳しく存じません。
久米仙人により創建された、とも
伝承されています。

久米仙人は、
神通力で空を飛んでいた時に
川で洗濯していた美人の脚に見とれて、
落ちてしまった、
と、今昔物語に書かれているそうです。
神通力を失って、
その娘を妻にして
仲良く暮らしていたらしいんです。
江戸時代の絵画の題材に
数多く描かれています。

確か、曾我蕭白も描いています。

元々、表面に線状の刻みのあった杉材を、
細い金具を差し込んで、
剝いで二枚にし、
中を刳り抜き、
上に半分金彩を掃いて装飾し、
香合にしています。

裏も、
経年による摩耗と疵から判断して
この状態がオリジナルでしょう。
とすると、
この厚みの板であったのだと思われます。
かなり詰まった木目です。

「切った」
のではなく、
木目に沿って剝いで二つに裂いてできた、自然な形の合わせ口や、
おそらく、もともと施されてた釘か何かの金属によって傷んだ表情、
水平でなく厚みが不安定な形が
潔く大らかで美しい。

かなり大きな香合です。

半分掃かれた金は
半月のようです。

作者の指物師寸斎について、
蓋裏の極め書は不明です。

共布・共箱
箱の紐は失われています

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