本紙 121 ×30,2㎝
軸装 200 ×32,5㎝
紙本

益田鈍翁
嘉永元年(1848)~昭和13年(1938)
本名・孝
佐渡の幕臣の家に生まれ、聡明慧敏な頭脳、人柄で、
三井物産を設立し、繁栄させた三井財閥のトップリーダー。
ご維新後の日本を近代化に導いた経済界の巨星の一人です。
同時に、
日本の古美術、とりわけ最高峰の仏教美術を
茶の湯に取り入れた大茶人です。

2019年に京都国立博物館で特別展の行われた
「佐竹本三十六歌仙」
巻子(かんす)から断簡へ切り分けた方としても有名ですね。

江戸幕府から明治政府へと世の中が激変し、
それまでお茶の庇護者であった各地の殿様達に代わって、
新たに支配階級に君臨した振興経済人達が
お茶の庇護者となりました。
その中心、
太陽が鈍翁さんです。

当時、お茶は政治経済のトップリーダー達の、
最高の社交の場であったんです。

この一行書は、

「心眼燦然如月」
しんがんさんぜん、つきのごとし

心眼が《月の光》である。
と言っているのは、とても面白い。

太陽ではないのです。

己から光を発するものではなく、
太陽の光を反射して輝く月。
安定した不変なものではなく、
見る時、場所、場合、
見る者の心のあり様によって見え方は違うのだ、
しかし、
燦然とその輝きはあるのです。

心眼とはそういうものである。

鈍翁さんに、深く共感します。

雲外山人鈍翁
干時八十三

まくり(紙だけの状態)で入手し、
弊店で軸装いたしました。

七宝軸先

本紙に多少の汚れがございます。
仔細画像でご確認ください。

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鈍翁一行書