本紙 109 ×26,5㎝
軸装 186 ×28,5㎝
紙本

小堀宗慶
大正12年(1923)~平成23年(2011)
遠州流12世

小堀遠州の息・遠州流2世小堀宗慶を尊敬し、
宗慶を名乗ったそうです。

この宗慶さんのお話を私のお茶の先生からうかがう内に、
お目にかかったこともないこの方が、私は大好きになりました。

道具を極めた箱書きの書の
きっちり書かれた定家流の端正なこと。
この方の極め書をされた道具は、
必ず、非常に上等な誂え箱に収められています。

「色即是空空即是色」

般若心経のこの言葉を、
聞いたことのない日本人はいるのかと思うほどに、
有名な8語です。

「色」

《色事》《色男》
情事を表す言葉です。
歌舞伎などでは、今も使われていますが、
情を通じた愛しい人を表す言葉でもありますね。

人の心の、
最も根源的な部分を表す言葉だと
私は思います。

それ(色)は《空/なにもない》そのものである。
同時に、
《空》が《色》である。

見る人の人生観、成熟度、その時の心の状態で、
果てしない意味を持つ言葉だと、
私は思います。

「色」の文字は、
たっぷりとつけた墨がまだ光っています。
この書への、宗慶さんのパッションが
はっきり残っています。

上品で、強いエネルギーの文字姿です。

それにしても、
お茶のお家元の書かれる一行としては、
禅が丸出しの言葉です。
それが、
特に素晴らしいと思います。

洒落た中廻し裂を使い、
禅語の一行の仕立てとしては珍しい、
華やかな竹屋町裂を一文字・風帯とした、
この上なくセンスの良い
この方でなければできない表具です。

箱も、すべての辺を面取りし、
桟にまで手を掛けた
極上の誂え箱です。

軸先黒柿
通常は鹿角かプラスチックの使われるたとうの爪は本象牙です。

本紙にシミが出ています。
下部に紙のたわみがございます。
たとうに、おそらくゴムが溶けて付いたであろう汚れがございます。
画像でご確認ください。

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小堀宗慶筆,色即是空

一文字にもシミ有り

裏にもシミが出ています