長 約18,6㎝
丸櫂先・丸撓
逆樋・無樋
直腰・中節
四刀
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浩明宗然
(こうめいそうねん)
大正2年(1913)~平成7年(1995)
大徳寺512世・12代管長
「麗光」の銘された茶杓ですが、
全体的に暗い色の竹を用い、
逆樋の節下にはケロイドのような荒れがあり、
撓めの下にも小さな痣があり、
一見、とても麗しくはありません。
「麗光」の意味を調べると、
「霊妙な光・神秘的な光」とあります。
櫂先の右から、
落ちる瀧のように差し込む明るい部分、
節下に、ムラムラと浮かぶ景色が、
確かに、神秘的な表情を見せている。
荒れた茶杓だからこそ際立つと、
後から気が付きます。
筒もダンダラに皮が剥かれ、
その一筋に閃光のような模様があります。
普通でない姿です。
筒と、筒の蓋の合口部分に、
共に面取りが施され、手のかかった仕事です。
共筒・共箱
筒の蓋が固いです。
箱の裏に凹みがございます。
¥38,500
消費税・送料込
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合口部分の面取り
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箱裏