径 約12,5㎝
底径 約5,7㎝
蓋をした時高さ 約10㎝
江戸時代 1711~1781年

薄い黄緑色です。
これは、日本製のガラスには原料に鉄分が混入していたためだそうです。
敢えて色を付けたのではなく、
この時代の無色です。

舶来のガラス器が水揚げされた長崎で、
中国由来の製法で国産のガラスは作られたそうです。

ガラスにカットの装飾を施す《切子》よりも、
型吹きガラスは古かったんですね。

現在のように冷房のない室内での宴席に、
視覚からの涼をごちそうとしようとするもてなしの気持ちが、
この姿となって伝わっています。

ガラス器を懐石に使うことは、
古田織部の資料にもあるそうです。
季節感と同時に、
異国からやってきた美しい器への、理屈抜きの憧れは、
400年も前からちっとも変わらないことを、
改めて思います。

冷水点ての茶碗にぴったりです。
気泡や不純物がちょいちょい入っているのも、
物語の一部ですね。

口縁に、ごく小さな疵がございます。

合わせ無地箱

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吹き硝子菊唐草文蓋茶碗

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吹き硝子菊唐草蓋茶碗

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吹き硝子菊唐草蓋茶碗

吹き硝子菊唐草蓋茶碗小疵部分