径 約4,5㎝
高さ 約4,4㎝

樂旦入
寛政7年(1795)~嘉永7年(1854)
千家十職茶碗師職方十代

格式がはっきりしたお茶の道具に、
「つくね」があることに、驚きますね。

蓋置は、茶釜の蓋を開けてお茶を点てる間、
茶釜の蓋を置くだけでなく、
柄杓を畳に於く時に、柄杓の合(ごう/カップ部分)の枕にする道具です。
柄杓の合は丸いので、
円筒形で、中が空洞だと楽に柄杓が置けます。
使いやすいと同時に、
手捏ねの樂焼で、一番作りやすい形でもあります。
それが、食べ物の「つくね」に見えたことは、容易に想像がつきますが、
正式名称になった所が、
私には面白く思われます。

この旦入の《樂》の印は、
旦入が紀州徳川家十代治宝公に招かれ、
そのお庭焼きの偕楽園窯を作った時に、
治宝公から拝領した印。

とてもくっきり捺されています。

偕楽園焼に特徴的な交趾焼写しの艶やかな緑色の釉薬。
もたもたしやすい難しい形ですが、
箆目がタって、端正な造形です。
さすが旦入の、
誇り高い拝領印がくっきり捺された作品です。

キズはありませんが、
側面や上部に使用による擦れがございます。

箱無し

¥25000
消費税・送料込

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樂旦入作青つくね蓋置
  樂旦入作青つくね蓋置

  
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