長 約18,4
丸型櫂先・丸撓
本樋・一本樋
直腰・中節
二刀
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瑞厳宗碩
明治12年(1879)~昭和40年(1965)
大徳寺503世
大徳寺9代管長
号・蔭凉軒
俗性・後藤
鵬雲斎さんの参禅の師
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「松濤」は、松の間を吹く風の音。
本作品は松葉のような華奢さ。
櫂先の一番広い幅でも8㎜。
切留の幅は4,5㎜程度です。
「松無古今色」
(松に古今の色無し)
に代表されるように、他の樹木が枯れ木となる冬も緑の葉を茂らせ、
古来、繁栄の象徴とされる松ですが、
管理にとても手のかかる樹木だそうです。
松を植え、世話をすることそのものが、
禅の修行の一つだと、臨済録に書かれていました。
そして、桜や楓のように、華やいで人の心を浮き立たせることもない松。
瑞厳さんのこの茶杓は、
瑞厳さんの禅のスピリットが現れています。
節下の向かって左側に、
上から下まで通るラインが通り、
文句なくカッコイイです。
残念なことに筒がぶち割れています。
¥17000
消費税・送料込
スマホのカメラの性質上、カメラに距離の近い櫂先が、大きく写っています
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箱裏面