高さ 約25㎝
最大径 約9,5㎝

南方系の焼物です。
元々は、江戸時代に薩摩藩に属した南方の島々の
土地のお酒をいれる瓶として作られたそうです。
それが、上下が締まって中ほどが膨らみ、
雄々しく逞しい鬼の腕のように見えることから、
《鬼の腕》と呼ばれるとか。

古山子(小山富士夫)の
種子島シリーズに似た面影です。

お茶の世界では、
節分の季節の味わいある花生けとして重宝されます。
実用品として生まれた粗野な美。

口の開きに少し凹ませた部分があり、
いかにもお酒が次ぎやすそうです。

肩に施された線は、
ぐるぐるとつながっています。
目の詰まった土にきっちりと、しかし衒いなくほどこされて、
良いシマり具合です。
民族の誇りを示す、彫りモノのようにも思われます。

口縁に3ヶ所ホツがございますが、
かえって、良い景色を成しています。
手取りが重いです。

箱にはマジックで、
「圡中壷」と書かれています。
箱にはシミがでています。

《お買い上げありがとうございます》

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鬼の腕花生乾いた状態
鬼の腕花生
花を生けるために濡らした状態
以降の画像は濡らして撮影いたしました。