外径 約7,7㎝
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益田鈍翁
嘉永元年(1848)~昭和13年(1938)
本名・孝
佐渡の幕臣の家に生まれ、聡明慧敏な頭脳、勇敢で向上心に満ちた豪快な人柄で、
三井物産を設立し、繁栄させた三井財閥のトップリーダー。
ご維新後の日本を近代化に導いた経済界の巨星の一人です。
同時に、
日本の古美術、とりわけ最高峰の仏教美術を
茶の湯に取り入れた近代無双の大茶人です。
江戸幕府から明治政府へと世の中が激変し、
それまでお茶の庇護者であった各地の殿様達に代わって、
新たに支配階級に君臨した新興経済人達が、お茶の庇護者となりました。
その中心、
太陽が鈍翁さんです。
当時、お茶は政財界のトップリーダー達の、
最高の社交の場であったんです。
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鈍翁さん九十歳祝いの記念の品。
鈍翁さんは91才で鬼籍に入れらています。
鐶の一方に「鈍翁」
もう一方に「九十歳記念」と鏨で彫り込まれています。
どれほどの数を作られたのか定かでありませんが、
一本一本、金属に手で文字を彫りこませた、
大変に手間のかかる鐶を記念品にするとは、なんと贅沢なこと。
さすが数寄者として天下に名を轟かせた鈍翁さんの長寿祝いです。
3組手に入りました。
それぞれに仕様が異なっています。
記念の配りものには、ランクがあるものです。
本作品も手間をかけたお品と、略式のお品がございます。
【甲】

箱蓋裏/ 田山方南箱書き・掃雲堂印・鈍翁印

鈍翁/ 九十歳記念

寿朱印共袋

箱蓋甲/ 蓋裏(方南は乾かないうちに蓋を閉め、墨が引きずられてしまっています)
黒柿で手がかりを埋め込んだ差し箱(スライド式蓋)

¥90000
消費税・送料込
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田山方南
たやまほうなん
明治36年(1903)~昭和55年(1980)
文化財調査会書跡部会長を務め、
書跡・典籍・古文書の調査、保存に尽力し、
文化庁主任文化財調査官、国宝鑑査官を務めた人物。
禅林の墨蹟研究者。
数寄者でもあり、歌人でもありました。
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【乙】

箱蓋裏/掃雲堂印・鈍翁印 □ 錆有り

鈍翁/ 九十歳記念
錆部分多し
寿朱印共袋

黒柿で手がかりを埋め込んだ差し箱(スライド式蓋)/ 貼り紙
¥45000
消費税・送料込
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【丙】

上の二つと記念銘の切彫りの位置が異なっています

鈍翁/ 九十叟
手がかり無し差し箱(スライド式蓋)
蓋甲に「鈍翁」印
染め抜き寿字袋

包布
¥60000
消費税・送料込
