約12,7 ×18,2㎝長方
高さ 約11,6㎝
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11代飛来一閑
寛政3年(1791)~明治5年(1872)
署名の姿から「花丸一閑」と呼ばれます。
飛来(ひき)家は、中国が明朝から清朝に代わる内乱の時に、
日本に亡命してきた方が、
大徳寺170世・清巌宗渭の元に身をよせ、宗旦と縁を得て、
一閑張製作をするようになったといわれています。
千家職方の一閑張細工師の家系です。
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現在一般的な茶箱よりも小さいです。
自然なへぎ目の姿がとっても好ましい。
軽く、丈夫です。
美術品として美しいだけでなく、
実用性も非常に優れています。
派手さはありません。
かといって生真面目でもありません。
無駄な装飾を削ぎ、かつ、なんとなく柔らかな印象です。
所々、針の先で突いた程度のアタリや剥げがございます。
画像でご確認ください。
古い塗り物は漆の質が良く、仕事も良く、
このような小さな疵がすぐに広がっていくことは、まずありません。
仕覆付
共箱
¥100000
消費税・送料込
側面
側面
蓋を開けたところ
懸子を外した内側
本体裏・花丸銘
懸子
懸子裏面
蓋内側
小アタリ仔細参照画像
仕覆内側
外箱裏に傷み、箱全体に汚れがございます