径 約13,7~8㎝
高さ 約4,8㎝
1660~80年代

《吸坂/ すいさか》は、
江戸前期の古九谷手古伊万里の中で、
銹釉の描けれらたお品の呼び名です。
古九谷手の中でも特に評価の高いカテゴリーです。

高台の外側の際を通って、縁から縁に向かって一直線に瑠璃釉と銹釉が掛け分けられたツートーン。
これ以上なくカッコいいデザインです。
2つの釉薬が重なって、黒い細線を成しています。

銹釉は、畳付を除く高台内にもきっちりと掛けられます。
瑠璃釉と反対側に銹釉が垂れて景色を見せています。

見込み部分がキリーっと円形に1㎜ほど低く成型されています。

非常に薄く端正な成型。
畳付から1㎜程度、ピシーっと釉薬が剥がされた、気を遣った仕事。
銹釉のマットな質感と、
対照的につるっとした瑠璃釉。
秀逸なデザインです。

見込みを茶溜まりと考えると、
元々茶碗として作られた可能性もございます。

無疵
仕覆・誂え箱付

¥230000
消費税・送料込

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吸坂平茶碗
吸坂平茶碗