口径 約4,4㎝
胴径 約7,5㎝
高台径 約3,9㎝
李朝後期
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高台の内側を含めた全体に薄瑠璃が施され、
ほぼ垂直に立ち上がった口縁。
1㎝程下がった肩に、線が一周巡らされています。
そこから、三方向に短い櫛の歯が4本づつ下がっています。
線の下部分、向かい合わせの二面に花模様が呉須で描かれます。
一番膨らんだ胴まではふっくらと、
そこから下は斜めに窄まった小壺形。
高台は、胴体に面する部分は7㎜ほどの厚みで、
畳付きに向かって急激に薄くなる逆三角に作られています。
畳付きには荒い砂がくっつき、
胴部分との境界にぐるっと一本溝が設けられています。
小壺の内側にも、薄瑠璃が施されます。
内側には轆轤目が出ています。
口縁の上面だけが施釉されていません。
もともと、蓋を伴った小壺であったと考えられます。
象牙の蓋が誂えられ、茶入とされています。
薄瑠璃は珍しく、
とても可愛いお品です。
内側に釉薬が掛かっていますので、お茶がさらさらと出易く使い良いです。
無疵。
仕覆は、若いバティック。
古い更紗で仕覆を誂えると、このお品の美しさが引き立つことと存じます。
箱は合わせ箱です。
¥120000
消費税・送料込
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仕覆裏面・底面