長さ 約29㎝
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箱の蓋裏書に「昭和癸酉」とあります。
昭和8年(1933)、大徳寺開山・大燈国師没後600遠年忌記念の
法堂(はっとう/重文)の修復時に出た古釘で作られた火箸です。
箱書きは、遠州流11世・小堀宗明。
宗明さんは、明治21年(1888)~昭和37年(1962)。
三井泰山・団狸山の長男団伊能・石黒况翁らを門人に持ち、
益田鈍翁らこの時代の大茶人たちとの交友の深かった方です。
桑の柄に弦を巻いた極上の出来。とっても瀟洒。
柄は少し扁平です。
箱の次第も大変良い出来です。
鹿革の紐は二股に切られて固定され、細長い箱を安定して結べるようになっています。
古い鉄の断面は鋭く、釘だったことがうなずけます。
歴史的寺社の修繕をするときは、
普請で出た、それまで建築に使われていた古材で茶道具を作り、
普請のかかりに充てます。
香合などは小さく、たくさん作れますが、
材料に限りのある道具は、そうはたくさん作れないです。
特に本作品は、手を掛けて極上の道具に仕上げてございます。
宗明さんの、大徳寺や大燈国師への崇尊の精神が現れた素晴らしい作品です。
¥100000
消費税・送料込



使用感少し

火箸の先端は、いかにも釘です

柄部分、角度を変えた画像

箱内

箱裏

旧蔵者が間違えて書いています
