口径 約11,8㎝
胴径 約14,8
高さ 約9,5㎝
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春海藤次郎は、大阪の古美術商・春海商店の三代目、1840年生まれ。
バカラ社に、お茶事で使うクリスタルの器を発注し、
大ブームを巻き起こしました。
《春海バカラ》は、
今も茶の湯に心酔する人々だけでなく、
コレクター垂涎のお道具であることは云うまでもありませんね。
その春海さんの作られた建水です。
下膨れて扁平な印象です。
676gでした。
底裏の真ん中に、丸に「春海」と鏨で彫り込まれています。
手作業の技です。
口縁の外側に、一本きりっと細い段を設けていること、
高台の内側に滑らかに低くした底を設けていること、
内側の底の段の深さ。
外にも内にも成型時の輪線が見え、
非常に気を遣ってデザインされ、丁寧に作られたことがわかります。
箱の張札に「唐金/からかね」と書かれています。
確かに、通常に見る黄銅でなく、
赤味がかっていて、蒔絵の梨地のように金の粒子が散らばっています。
特別な金属です。
箱の蓋甲に「利休形 エフコ建水」
蓋裏に「御道具處 春海藤次郎」
と墨書きがございます。もちろん手書きです。
お客様の目にはなるべく触れさせないお道具の建水。
そういうモノに贅沢品を使うのは、かなり上級のお茶人さんですね。
また、ご亭主の気遣いの行き届いた、
目立たないお道具にも心を向けられるお客でありたいです。
¥120000
消費税・送料込




内側/ 内側拡大(使用跡がございます)



紐も、非常にしっかりとしていて、端は括られています


底に隙間がございます
