約10~10,5㎝四方
高さ 約2,5㎝
1650年代
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初期伊万里から古九谷手へ過渡期の古伊万里。
トロっとした生掛けの肌
貼付け高台の生々しい姿。
いいお品です。
貼り付けた高台と、お皿本体の接合部に
線を描く手法は
初期の鍋島焼(所謂松ヶ谷手)にもみられる
古い時代独特の手法です。
画面左手には
土波の上に一本の木、隣に東屋。
右手は干し網
手前に水が描かれます。
右手奥には遠山
真ん中に二本あるのは、船の帆です、
そうはみえませんが。
船の上を鳥たちが飛んでいます。
古来、日本人の憧れであった
中国の山水画を模していると思われます。
土波なんか、お団子みたいに描かれている個体もありますね。
お手本の絵を
職人がそれぞれ好きなように写したんでしょう。
プリミティブで自由な筆致が好ましい。
お皿の縁は、
よく見ると椿の花が陽刻され
山水画を品よく演出しています。
この時代の角皿は珍しいです。
8枚の内
3枚は無キズ
他は極小さなホツがございます。
(➡残り2p 2021年10月8日現在)
無キズ ¥50,000 / 1p
小キズ有 ¥40,000~¥35,000
消費税・送料込