約6 ×5㎝
高さ 約4,5㎝

十世中川浄益
明治13年(1880)~昭和15年(1940)
千家の金物師職方

毛織(モウル)銅は、
南方渡りで、銅を多く含み、
薄く伸ばして凹凸で文様を出した金モノのことです。
次代が下がると、日本で作られても、
様式の名前として毛織(もうる)と呼ばれます。

江戸時代のお品と思われます。
碇の4本の手は根元で接合され、
更に縄を通す部分が足されて成型されています。
縄は細い銅線を2本撚って一本にし、
輪っかで、柄杓の置き場を作っています。
紐状の銅は太さが不均一で、
いかにも手仕事で造られた様子です。
構わない感じが、漁師の道具の荒っぽい雰囲気をよく表しています。
縄の遊びの、職人のセンスの良いこと!

十代浄益が箱の蓋裏に
毛織銅
碇蓋置
右古作(?)
中川浄益
と、墨書きされています。
三行目は、上から捺された印で、
正確に判別できません。

輪状の紐部分に、
一度切れて繋ぎ直した跡がございます。

¥65,000
消費税・送料込

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修復痕部分
毛織銅碇蓋置十代中川浄益極