口径 約12㎝
高台径 約5㎝
高さ 約10~10,5㎝
江戸時代

「唐人笛(とうじんぶえ)」は、
江戸時代、朝鮮国から徳川将軍への正式な使者であった、
朝鮮通信使一行の行列の一員、楽団が持っていたラッパの事です。

通信使は、対馬藩が取次ぎ、
船で瀬戸内海の様々な土地を経由して大阪へ、
大阪からは、淀川を川船で京都に上り、
京都からは、陸路を江戸まで行列しました。
正使、副使、従事官の他
画員、医員、馬上才、楽士など総勢4~500人もの正式な外交使節団です。
一行が宿泊した各地の藩は威信をかけて通信使をもてなし、
各地で熱烈な歓迎を受け、当時の日本文化に大きな影響を与えました。
現在も、各地の土地のお祭りなどに、名残りを留めています。

對州(たいしゅう)窯は、
日本から朝鮮に発注していた焼物が、様々な理由で作られなくなった後、
対馬に作られた窯です。
朝鮮のやきものを写し、
半分朝鮮です。みたいなニュアンスです。

お茶をする人なら、みんな憧れる高麗茶碗の要素と、
大人気であった通信使由来の珍しい渡りモノの器形。
遊び心をくすぐる茶碗です。

口縁から4㎝ほどの位置までが丸く成型され、
明るい景色です。
その下は輪線状の段々に緩く窄まり、
高台上6~7㎜のところまでぎゅーっと細く、
少しだけ高台が広がっています。
高台の目痕は3ツ。
安定は良いです。

内側は、小さな穴を中心にポッポッと白い斑がでています。
優しい景色です。
底(茶溜り)に釉薬の剥げた部分がございます。

口縁に、
9×4㎜、4×2㎜ほどのホツがあり、
赤漆と金が施されていますが、良い直しではありません。
2㎝程度のニュウが一本ございます。
高台畳付部分にもホツがございます。

画像でご確認ください。

古裂の仕覆有。
(紐は傷んで用を成しません)
時代曲げの箱
新しい外箱付
仔細は画像でご確認ください。

¥180000
消費税・送料込

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對州唐人笛茶碗
 

 
ニュウ部分
  

 
ホツ部分

 


 

 
ツガリ・紐部分/ 仕覆内側
   

 

 
この外箱は全くよくありません

通信使をモチーフにした根付
手に持っているのが唐人笛です
似ていますでしょう?