長径 約10,2㎝
一番狭い短径 約8,3㎝
高さ 約6,2㎝
1680~1710年代

「白土型紙摺」は1650年代からせいぜい1710年代の製作と考えられる、
古伊万里でも古い時代に少しだけ作例のある技法です。
形を刳り貫いた型に白土を埋めて、文様をつけています。
よほど手間のかかる技法です。

特に、青磁にこの技法で文様が施された作品は、
柴田コレクション総目録掲載作品4177点の中で、たった4作品だけ。
非常にレアな作例です。
(№0160,№1861,№1879,№2228)

本作品は、
上から見ると分銅型。
白土で面的に形を表した桐の葉と、輪郭だけで表わした桐の葉、
裏表を交互に散らした上品な絵付けです。

少し薄い色の青磁釉。
歪みのない全体のフォルム、きっちりと立ち上がった高台の造形。
釉薬が畳付きから1㎜ほどだけ、ピシーっと剥ぎ取られたキリっとした姿は、
伊万里焼の技術が頂点であった時代、
1680~1710年代の作品の特徴です。

25年間古伊万里を扱ってきましたが、
青磁の白土型紙摺作品を初めて手にしました。

エレガントそのものです!

高台内に、胎土の皺がございますが、無傷です。
抜群のコンデイションです。

箱無

¥65000
消費税・送料込

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古伊万里青磁白土型紙摺分銅形小鉢

古伊万里青磁白土型紙摺分銅小鉢