口径 約9,9㎝
高台径 約4,5㎝
高さ 約7,1㎝
18世紀中頃か
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丸く可愛い茶碗です。
全く作為のない、非常に好ましい姿です。
薩摩焼の古窯の一つ、元立院/げんりゅういん(西餅田)窯の作品と思われます。
口縁に幅5㎝ほど大きく繕いがあり、銀地に金で波模様が蒔絵されています。
上手い蒔絵です。
内側は少し捲れ始めています。
高台は硬く、とてもキリっと成型されています。
竹の節高台といってよいのかな。
極く細い一節が巡っています。
ぽたっとしたたっぷりの黒釉の甘さに、頑なに硬い高台の造形。
ツンデレ的な、振り幅の大きさがまた魅力的。
白い化粧土らしいのが、
高台脇の土の見える部分に、ポチとついて轆轤目で滲み、
水に映った月のようです。
掌に収まりの良い茶碗です。
見た目よりも重い手取りです。
大き目の合わせ箱
¥120000
消費税・送料込
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繕い部分内外
箱に汚れがあり、紐がやや短いです。