小 径約8,5 ×高さ2,9㎝
中 径約9,1 ×高さ3,2㎝
大 径約11 ×高さ3,7㎝

江戸時代後期

三つ盃のそれぞれに、
有名絵師が絵付けした合作作品。

小さい盃には、長谷川雪旦が画面いっぱいに宝珠を描いています。
長谷川雪旦
安永7年(1778)~天保14年(1843)
「江戸名所図会」(1834-36)の挿絵を描いて名を挙げた江戸の絵師。
この個体は、高台の付け根の漆に傷みがございます。

中盃の絵付けは、岸駒。
宝暦6(1756)または寛延2年~天保9年(1839)
虎の絵で有名な京都の絵師。
盃の表に大きく「寿」と書き、
裏に蝙蝠を描いています。
漆をぼかした、さすが岸駒といった絵付けです。
「寿」の文字の豪胆なこと!

蝙蝠は、漢字が「福」の字に似ているため、中国文化圏ではおめでたい動物の代表格。
文化芸術のお手本が中国であった時代に、
日本でも盛んに描かれています。

大盃は、表に翼を広げて飛ぶ鶴と、
裏にめちゃ可愛い亀。
山本梅逸の絵付けです。
梅逸は天明3年(1783)名古屋生まれ。
没した安政3年(1856)の二年前には、尾張藩御用絵師となっています。
長く京都に留まり、文人画家として大人気。
作品が多いです。

雪旦は江戸の人ですが、日本各地を旅して名所風俗を写生しています。
本作品は、梅逸が京都で人気絵師であった時に、雪旦が京都に旅し、
3人が合作した作品と考えられます。

贅沢な顔ぶれによるおめでたアイテム盛り盛りの三つ組みです。

お正月のしつらいに。

無地箱

¥25000
消費税・送料込

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雪旦・岸駒・梅逸絵付け三つ盃
  
小 径約8,5 ×高さ2,9㎝/ 表裏

傷み部分
 
中 径約9,1 ×高さ3,2㎝/ 表裏

歪みがございます

 山本梅逸鶴亀絵付け盃
大 径約11 ×高さ3,7㎝/ 表裏
亀が可愛い


 
四方桟蓋無地箱