長 約18㎝
丸型櫂先・丸撓
本樋・双樋
直腰・中節
四刀
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宙宝宗宇
(ちゅうほうそうう)
宝暦9年(1759)~天保9年(1838)
大徳寺418世
号/松月
表千家十代/ 吸江斎参禅の師としても知られています。
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皮の表側だけでなく、中まで色が濃いので、
黒竹(紫竹)を用いたと思われます。
目立つ景色や姿の変化はなく一見おとなしいのですが、
櫂先は美しいアールを描いて大きく撓められています。
見るほどに、尋常でない強さを感じます。
筒は非常にたくさんの胡麻模様が現れた胡麻竹。
下だけ削られています。
真裏が一番高くなる山なりに削られています。
表に歌が書かれ、宙宝の花押が記されます。
「ものなかにひとりずくなる身をもちて
われをゆかめる竹のくらしと」
非常に読み難いお手。
中から湧き上がる気持ちを、そのままぶつけて書いた様子です。
濃い濃い墨です。
箱の蓋裏は
「茶匙 筒面以沢庵和尚之歌〇 松月老衲」
宙宝さんはおよそ200年前、江戸時代後期の大徳寺の一番偉い方。
お茶の根幹が禅にあることを、伝えてくれる高僧。
その宙宝さんが、更に200年前の江戸時代初期に、
大徳寺を守った沢庵さんの歌を銘とした茶杓です。
スピリットが《茶杓》の姿で伝わります。
共筒・共箱
(箱に虫穴と疵がございます)
¥200000
消費税・送料込
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箱表/ 内

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