本紙 約25,6 ×23,2㎝
軸装 約129,3 ×33㎝
紙本着色

高原杓庵
明治28年(1893)~昭和50年(1975)
本名/ 慶三
大阪毎日新聞社で文化面を担当。
退社後白鶴美術館に勤務。
茶杓研究第一人者で権威。
昭和28年に私家版「茶杓三百選」を刊行しました。
現在も、茶杓を愛する人の絶対的バイブルです。

杓庵は大阪毎日新聞社時代、文化芸能記事を担当し、
美食家で、歌舞伎に凝り、清元の腕前も一流、
交友が広く、京都の美妓と浮名を流したことでも有名で、
書画に優れた粋人として知られています。
祇園に(弊店の近く)住んでいました。

耳のある備前の水指。
華やかな色絵の蓋が合わせられています。
かなり上級の取り合わせです。
よほど茶の湯と道具を極めた方がお茶会で使われた水指でしょう。
派手な色彩で描かれます。

「巖松無心制天下」

厳しい環境に生える松は無心で天下を制する

添えられた書は、
一見すると、絵と書がかみ合わない印象ですが、
文化芸術の道を究めた杓庵さんのこと、きっと理由があったに違いありません。

大借金して、茶杓三百選を自費出版した杓庵さん(厳しい状況)は、
その返済のために、自作の茶杓を交友のあった人々に贈り、援助を求めたのだそうです。
そしてその茶杓は、
杓庵の入手した不昧公の茶杓箪笥に収められていた、不昧公の書付のない下削り茶杓をもとに、
杓庵が十分な体裁を整えた茶杓であったのです。
借金返済のために無心に(必死に)したこの仕事が、
更に更に茶杓を極める(天下を制する)ことであった。
とも、解釈できそうですが、
ちょっと想像が逞し過ぎるかな。

本紙の上の際に、
緑色の線が施されているのは、
何を表しているのでしょう。
杓庵さんに聞いてみたい一幅です。

本紙に皺、表具との間に折れ・剥がれ始めの部分がございます。
画像でご確認ください。

無地誂え箱

¥40000
消費税・送料込

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高原杓庵筆備前水指




 
僅かに甲盛の誂え箱