約7,1 ×7,7㎝ 四方
高さ 約3cm

市川銕琅
明治34年(1901)~昭和62年(1987)
加納鉄哉(かのうてっさい)に師事し、木彫・鉄筆の技を極めた名工。
奈良に住み、東大寺の別当を務めた清水公照さんに、
「天下の至宝」と称えられました。

裏に「東大寺」と焼き印のある古材から切り出した木片を割って、
蓋表に蟷螂を彫って着色しています。
蟷螂は、振り返っています。

側面の裏側は古材の肌を残し
向かって右の側面には露草、
正面と左の側面には芒が、金彩で描かれます。

ちょうど、蟷螂が生息する夏から秋への景色。

蓋を開けると、
身側は丸く、蓋側は葉っぱ状に刳り貫き彫られて、
金箔が貼られています。
日月を表しているようにも思えます。

枯れた古材と眩い純金箔のコントラスト、
夏の盛りの露草と秋の風情の芒、
長い歴史を生きる古刹の木片と、短い命の蟷螂。
様々な姿の対比、時の移ろいを感じさせてくれ、
見る者によって様々な思いを呼び起こしてくれるお品です。

共布・共箱
箱に汚れがございます。

¥55000
消費税・送料込

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市川銕琅作東大寺古材蟷螂図香合

市川銕琅作東大寺古材蟷螂図香合

 市川銕琅作東大寺古材蟷螂図香合 


市川銕琅作東大寺古材蟷螂図香合
香合裏面

  

市川銕琅作東大寺古材蟷螂図香合 


 
箱内側に汚れがございます

箱裏にも汚れがございます