長 約18,2㎝
丸型櫂先・丸撓
逆樋・無樋
直腰・中節
二刀
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瑞厳宗碩
明治12年(1879)~昭和40年(1965)
大徳寺503世
大徳寺9代管長
号・蔭凉軒
俗性・後藤
鵬雲斎参禅の師
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この夏鬼籍に入られた、鵬雲斎大宗匠さんの名付け親として、
参禅の師としても知られた後藤瑞厳禅師の茶杓。
下削りは黒田宗傳。
千家十職の竹細工師の黒田正玄家から、明治29年に分家。
本作品は初代か2代の作品でしょう。
竹の右側に胡麻模様が表れたツートンデザイン。
樋(溝)が無いので、胡麻とつるっとした皮の対比がはっきりとして非常にカッコイイ。
さすが竹器師の下削りは、縁がキレッキレで、切止が気持ち細く、良い出来です。
「松風」は、松林に吹く風の意味と、
釜の湯の沸く音の二つの意味を持ち、
禅的にも、茶の湯的にも、奥行きのある銘。
傍に置きたい茶杓です。
共筒は、中央部分を浮島のように皮を残してほとんど削られ、
底部分は八面面取り。
お洒落です。
底に小穴有り。
筒・箱にシミが出ています。
共筒・共箱
¥39000
消費税・送料込
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箱裏面