本紙 約36,3 ×55,6㎝
軸装 約132 ×57,6㎝
絹本淡彩

住友吉左衛門友純(ともいと)
元治元年(1865)~大正15年(1926)
号/ 春翠・好日庵・知足斎
住友家15代
徳大寺公純(きんいと)の六男に生まれ、住友家の養子となる。
総理大臣を二度、内閣要職を歴任した西園寺公望は次兄。
住友財閥を大財閥に発展させました。
その青銅器コレクションは世界有数、
中国絵画・文人画・茶道具など、トップクラスの美術品を蒐集。
黒田清輝の支援者でもありました。
京都・東京の泉屋博古館は住友家の美術館。
その収蔵品の多くは春翠が蒐集した美術品です。
茶人としても、高潔な人格者としても名高い方です。
大正8年、浪花の旧家の入札に出品された澤庵の横物「夢語」は、春翠が落札入手されましたが、
野村得庵の「実弟の追善に」の意を汲んだ春翠から、そのまま得庵に譲られています。
このような場合、落札価格よりも高値でやり取りされることも多いのです。
春翠さんの高潔なお人柄を示す有名なエピソードです。

非常に上質の絹に描かれています。
一目で、素人が描いたとわかる絵ですが、
非常に真面目に、心を込めて描いたことが、画面から滲みあふれ出ています。

幕末に生まれ、公卿の父の元で学んで深い教養を身に着け、
桃山時代から続く住友家が後継者の早世の時に、請われて婿養子として入家。
事業を多角化し、社会貢献にも力を入れる大財閥に発展させた大人物が、
こんなに生真面目で繊細な作品を描いたことに感動します。

箱の蓋裏に
「庚申春一月畫之 春翠題 知足斎瓢型朱印」
とあり、大正9年(1920)、春翠56才の作品。

シミはなく、非常に良いコンディションです。
軸先象牙・誂え箱・正絹包布など、最高の経済人・文化人に相応しい極上の仕立てです。

¥135000
消費税・送料込

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住友駿尾筆早春之図

住友春翠筆早春山水之図 


 

 
箱の表に虫喰いと僅かな難がございます