引杯
径 約9,9㎝
高さ 約2㎝
杯台
径 約12,3㎝
高さ 約5,6㎝
□
守屋松亭
もりやしょうてい
明治23年(1890)~昭和47年(1972)
「塗は喜三郎(渡辺)、蒔絵は松亭」
と称された名工。
鈍翁さんご贔屓の蒔絵師で、鈍翁周辺の数寄者の作品も手掛けられています。
畠山即翁さんの茶道具も多く制作されていて、荏原畠山美術館がご所蔵されています。
□
とても薄く挽かれた6枚の引盃に、
お正月・梅花・桜・七夕・紅葉・吉兆笹が描かれます。
お正月の羽子板は金に金を盛って波の模様。
羽根のなんと繊細なことか!
金銀の水引、毬の模様も超絶技巧の蒔絵です。
梅は花びらをぽってりと銀蒔絵で表現し、
蕊を金で加えています。
桜と紅葉は、
それぞれ、銀・金の糸で括った意匠。
エレガントこの上無し!です。
松亭のとびきりのセンスが炸裂しています。
七夕の梶の葉の葉脈や水流のこれ以上なく繊細な蒔絵表現。
吉兆笹(または餅花)の小さな飾りモノにも、
目を見張る細かな模様が施されています。
打ち出の小槌の木目が、金銀蒔絵で表されているんです!
さすが松亭!
それぞれの杯の裏、高台内に、
「松賛」と銘が金蒔絵で施されます。
方形で囲み、印章のように見えますが、一点一点手作業の蒔絵銘です。
潤み色の杯台。
一見シンプルで何気ない造形ですが、
ほんの僅かだけ縁を立ち上げ、ピシーっと塗られた漆。
只者でない塗師の作品です。
箱も特製。
下部に仕切りを設けて、外壁より狭い空間に杯を、
その上に中蓋をして、杯台を収納する機能を持たせています。
松亭はまた、箱書きの書もエレガントです。
杯台の縁・高台に、針の先で突いた程度のホツがございます。
仔細画像でご確認ください。
杯・杯台それぞれに包み布が付随しています。
¥275000
消費税・送料込



□






ノミホツ部分
杯台裏面





箱の出来も極上です/ 包布

