本紙 縦23,5 ×横27,7㎝
軸装 縦103 ×横40,3㎝
紙本淡彩

山本梅逸
天明3年(1783)~安政3年(1856)
名古屋生まれ
明清の古画を臨模して学び、京都に出て人気絵師となり
頼山陽ら一流文化人たちとも親しく交流
高い名声、高い評価を確立しました
安政元年に尾張藩御用絵師格の地位を得ます
この時代を代表する一流絵師の一人
一世を風靡しました

東山が頭を覗かせています。
右から左から深い霧が立ち込め、中腹は姿が見えません。
山の麓に楼閣が静かに佇み、
その周りを埋める樹々は上の方が赤く色づいています。

上部左方に梅逸の手で書かれた題は
「圓山霧浚」。
《浚》は水底をさらって深く、水深を深くするの意です。
現在の円山公園辺りの東山の、霧が深く立ち込めた風景ですね。

紅葉し始めた京都・東山の景色。
非常に細かな筆を重ねて繊細に描いています。

手前から、二人連れが楼閣に向かって歩いています。
霧が深いのは朝早い時間。
こんな時間からどんな用事でしょう。
想像が膨らみます。

物語を内在する、詩情豊かな作品です。

本紙に折れ、軸装に小難はございますが、
悪くないコンディションです。

誂え二重箱
大正7年11月於洞仙寺(名古屋の菩提寺)遺墨展札付

¥60000
消費税・送料込

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山本梅逸筆圓山霧浚

小さな汚れ有
 
汚れ・小傷み有り

 
軸に対して箱が大きく感じられますが、緩衝紙を入れた余白です

外箱の蓋の手がかりは上質な黒柿が嵌め込まれています
手の込んだ誂え箱