本紙 31 ×44㎝
軸装 118 ×46㎝

大綱宗彦
(だいこうそうげん)
安永元年(1772)~安政7年(1860)
大徳寺第435世

この方はとても多くの歌を詠んで、
数多く作品が残っています。

この作品は

異国船
みなしりぞきて
四の海
波静かなる
春は来にけり

「丁巳初春」
とありますので、安政4年(1857)です。

ペリーが浦賀に来航したのが
1853年ですので、
日本中大混乱だった時に、
大綱さんは80歳を超えていたんですね。
どんな思いだったでしょう。

興味深い作品です。

大綱さん独特の、
優しく端正な書の姿です。

本紙全体にシミ
本紙の左端に、虫食い跡
軸装にも虫食い跡がございます。

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本紙左側虫食い。

本紙左側虫食い。

軸先にも傷み有。

軸装上部傷み。

軸装上部虫食い穴。

軸装が軸木からはがれ始めていますが、鑑賞に差し障りません。

箱表にも傷み有。

箱の内部と巻き止め。