径 約13,6cm
高さ 約3,5㎝
1730~50年代
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黄緑色を多用した変わった模様の古伊万里です。
染付は罫線と図柄を区切る窓枠と
見込みの太湖石とバッタのみ。
太鼓石にバッタの図は、古染写しですね。
向かい合う窓枠の中には変わった服装の人物が
何かを持って立っています。
鼻が高く、小さな帽子をかぶり
明らかのにズボンを穿いています。
蝋燭を持った修道士でしょうか。
もう一対の窓枠の中には
繊細なタッチで、不思議な植物が描かれています。
エキゾチックな図柄です。
裏も
羽根のような唐草は赤絵で描かれ
ポイントの花だけが染付です。
裏銘は「成化年製」
明朝、成化時代に作られ、
裏に「成化年製」と描かれた器が伊万里焼きのお手本であったために、
その裏の文字まで、写しています。
5枚とも縁にキズが1~3つあり
ヘタな直しがしてあります。
一枚にはトリアシがあります。
面白いお品です。
1700年代前半特有の
鋭角にきりっと立ち上がった高台。
畳付きから1mm程だけ
ピシ―っとはがされた釉薬。
惚れ惚れする造形です。
一枚は染付のアガりが悪く
一枚は大きなあばたがあります。
古九谷青手と同じ手法で、
窯キズに色を載せてごまかしてあるのも
おもしろいんです。
可愛げたっぷりの器です。
¥35,000 /5p
消費税・送料込