本紙 約67,8 ×33,3㎝
軸装 約149 ×35,4㎝
紙本

山田無文
明治33年(1900)~平成元年(1989)
妙心寺霊雲院住職、花園大学学長、
禅文化研究所所長、妙心寺派管長を歴任、
花園大学名誉学長

無文さんの字は、独特な姿をしています。
表に現れる画(かく)を省略する、とうのか、
濃縮するというのか、
ぱっと見の画数が少なく、丸みを持っているのが、
無文さん独特の字姿です。
特に、
「無」の字は、その濃縮度の高さが際立った姿をしています。
横の一画が極太で、
後は塊です。

「一」が紙の中心に不動に存在し、
「物」は縦画を斜めにして、動きを持たせています。

「無一物」は、「本来無一物」です。
「本来」も取ってしまって、核心の言葉だけに削られた3文字。
無文さんの精神が顕現した一幅です。

上下一文字裂と風帯は、丸に三つ葉葵金襴。
特別な表具が施されています。

禅僧の書に合わない権威的な表具ですが、
最も大切な言葉「無一物」への、
敬意を示したかったのかもしれません。

本紙に汚れがございます。
特に下方にシミが出ています。
画像でご確認ください。

掛けると気になりません。

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山田無文筆 無一物
 

シミ汚れの激しい部分