胴径最大 約7㎝
高さ(栓を含まず) 約7㎝
口の内径 約1,7㎝

珍しい形の振出。

6陵に膨らみを持った小壺の側面が面取りされて、
6つの丸い平面です。
東屋と人物、水辺の船、植物と、中国の古典的モチーフの描かれたその丸窓の間に、
巻物(宝物)の図が挟まれています。

祥瑞パターンの一つです。

ちょうど、かぼちゃの膨らんだ横腹を、
縦にスパッと真っすぐ切ったみたいな形です。
底からみると花の形をしています。

新渡(しんと)は、
明の時代に渡ってきた染付の焼き物が「古染付」と呼ばれたのに対して、
そのあとの清朝時代に渡ってきた染付のこと。

鎖国時代、海を渡ってやってきた品々は、
日本人の大憧れのお品。
大陸の文化芸術をお手本にして、咀嚼して、日本は文化を育んできました。

胴に水平にくぼんだ一本のラインがあり、
どうやら上半分、下半分を別々に成型して、くっつけて作られた形跡です。

李朝の壺も大きなのはこの方法でつくられていますね。

どうしてもこの形に作りたかった。
割には雑なつくりです。
やっぱ、大陸はおおらかです。

底に窯疵があり、極々小さな穴が開いています。
振出としては、大きなお品です。
口が大きいので、入れられるお菓子のバリエーションが広がりそうです。

網仕覆付

¥70000
消費税・送料込

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新渡六面振出   

  

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