35,6 ×21,2㎝
高さ 約2㎝

明治~昭和初期
3代か4代の川端近左の作品と思われます。

布着せした黒漆に
研ぎ出し蒔絵で描かれた白百合。
銀で描かれた花は、
硝子のような透明感です。
神々しくも感じられます。

わずかな金銀のグラデーションで
花弁の重なりを表しています。
金粉の撒かれた女蕊も、花粉が零れ落ちそうな雄蕊も
この上なく美しく、見事です。
葉表を金、葉裏を銀で表わした茎葉も素晴らしい。

外側は垂直に立ち上がり、
内側はアールを掛けて立ち上がっています。

「呉服盆」とは
どんな用途の盆だったのでしょう?
着物や帯を入れるには小さすぎます。
帯締めや帯留などの小物を置くお盆でしょうか。
同じ時代の漆工家・奥村霞城の作品にも
呉服盆とありましたので、
この時代特有の盆かもしれません。

裏側右上の隅に、僅かな傷みがございます。
画像でご確認ください。
共箱
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内側の立ち上がり

蓋裏の銘 「漆工」と云う書き方、作家ではなく「職人」という自負、素晴らしいですね。

裏、傷み部分