径 約6,6㎝
高さ 約7㎝

渡辺喜三郎

益田鈍翁さんを中心とする近代経済人数寄者が
大変ご贔屓にされた東京の塗師。

つい先日まで、
京都国立博物館で開催されていた特別展
《畠山記念館の名品》では、
畠山即翁さんが、喜三郎に作らせた
老茄子茶器や、
鈍翁さんが喜三郎に作らせ、
その後即翁さんのご所蔵となった
明月形懐石皆具(朱漆に螺鈿の桜散し)
春慶塗棚水指
豆腐茶箱
などの展示がありました。

その見事さに、
感嘆された方も多いことと思います。
私もその一人です。

本作品は、
木目の狭い松の材に、
表は溜塗、
内は真塗りを施します。

この艶やかさは、
喜三郎独特の塗り。
他の塗りものとは全く異次元です。

奇跡のように薄く挽かれた木地。

国宝、重要文化財の美術品を室礼・道具に使って
お茶を楽しまれた鈍翁さんが
喜三郎の作品を愛したことを、
納得せざるを得ない
素晴らしい出来です。

一切の装飾の無いことが、
クオリティの高さを露出させる作品です。

裏に
「喜」の漆書銘有り。

共箱
¥198,000
消費税・送料込

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渡辺喜三郎松中次

9時の位置に「喜」