約18,8㎝ 四方
高さ 約2,7㎝
江戸時代

内は朱漆。
外は、黒く見えますが、よく見ると濃い緑色の青漆。
底は黒漆。
端反り入隅。

朱漆は僅かに刷毛目を残しています。
横から見ると、
四隅の立ち上がりの接合が立っていて
非常に美しいフォルム。

昨年(2021年)、
京都国立博物館て開催された特別展
「畠山記念館の名品」では、
豊臣秀吉や松平不昧公の所持された重要文化財
《唐物肩衝茶入》が拝見できました。

この茶入れは、
特に不昧公が愛藏され、
6つの仕覆と4枚の牙蓋、挽家、挽家の革袋、
鍵付き外箱、
不昧公自らが図面を描いた笈
など、様々な付属品が一緒に拝見できたのですが、
(不昧公が参勤交代の度にいつも連れて歩いたそうです。)
この油屋肩衝を載せていたのは、
若狭盆でした。

本品も、ほぼ同じサイズと思われます。

シンプルで、
時代を経て落ち着いた表情の塗り、エレガントなフォルムが、
載せる器物の価値を
より高めてくれます。

不昧公にならって、
時代裂の仕覆を誂えるのも楽しいと存じます。

時代による経年の劣化、
小傷み・接合部分に亀裂、
盆面の汚れがございます。
画像でご確認ください。

時代箱
(箱にも傷み・汚れがございます)

¥60,000〈お問い合わせいただき中〉
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若狭盆

丸い乗せ痕と汚れがございます。

箱蓋の桟の片方が取れかかっています