本紙 120 ×30㎝
軸装 197,5 ×33㎝

岸本水府
きしもとすいふ
明治25年(1892)~昭和40年(1965)
番傘川柳社会長・コピーライター
本名/ 龍郎
福助足袋・壽屋(現サントリー)・グリコの広告を担当。
新聞にグリコの「豆文広告」を出し、子供たちからも広告文章を募集しました。
ここから生まれたのが「一粒300メートル」のグリコの名キャッチコピーです。

「汽車も飯 東海道も 炊くけむ里」

箱裏に
昭和十二年五月吉日、とあります。
東海道本線が全線電化されたのは昭和31年です。
昭和12年当時、関西は蒸気機関車が東海道を走っていたんです。

蒸気機関車の煙を、竈でご飯を炊くけむりに重ね、
「汽車も飯」と、とても独創的な表現で表わしています。

東海道の「道/どう」のしんにょうが長いですね!
東海道っぽいです。

この当時(昭和12年頃)、超特急《燕》で東京駅ー神戸駅は8時間37分であったそうです。
東京ー沼津間は電気機関車、それ以西が蒸気機関車。
吹田駅ー京都駅間の各駅停車は同年に電化されました。

蒸気機関車から、電気機関車への時代の流れが明らかなこの頃、
「飯(燃料)を食べて(燃やして)走る汽車」は、より人間的な存在として、
水府の心に映ったのかもしれません。

本紙・表具共にシミがきついです。

共箱
¥55000
消費税・送料込

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岸本水府筆「東海道」






岸本水府筆東海道裏面
 

粋な形の竹を使った軸先ですが、表皮が少し剥げています