横46㎝ 幅約18㎝
紙本淡彩
18世紀

池大雅
享保8年(1723)~安永5年(1776)
諱/橆名・勤
字/貨成・公敏
号/大雅堂・三岳道者・霞樵 他
京都に生まれ活躍した、絵師で書家、文人。
当時、応挙・若冲に並ぶ人気アーティスト。

この作品は、実際に使われていた扇を
観賞用に広げた作品。

重要文化財の指定を受けている
「東山清音帖」の
《烟浦帰帆》に描いた手法に近く
山の、向かって左の斜面を筆を寝かせた太い墨跡で描き
右の題字とのバランスが素晴らしい!

山の斜面に注された透明感のある青色と
上質な墨の太いラインが
美しい積雪を見事に表現しています。

前景の枯れ木の林に
まさに馬に乗った旅人がやってきました。
彼が目指すのは、
山の麓に高く旗を掲げる楼閣でしょう。

観る者を物語の世界に引き込む
素晴らしい作品です。

大雅さんは15才で、扇に絵を描くことから
絵師として身を立てました。
大雅さんの原点でもあり真骨頂の扇面画。
ご堪能下さい。
印章は、40歳代半ばの基準印。
大雅さんの画業が一番充実した時代の作品です。

「關山積雪」
霞樵
《霞樵》朱文蓮印

大変にコンディションが悪く
右から2扇と左から5扇は別の扇が補われています。
他にも傷みが激しいです。
画像をよくご覧ください。

軸装も額装もされていない
台紙に貼られただけの状態です。

真筆保証

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右から2扇は別紙後補

左5扇別紙後補